2024/3/6
「ジョン・クーパーについてまとめて」というプロンプトでchatGPTとGeminiに問いかけた。その内容はちょっと怪しい。
chatGPTの答え
ジョン・クーパー(John Cooper)は、20世紀の自動車レースの伝説的なフィギュアであり、特にフォーミュラ1における成功で知られています。彼はイギリスの自動車レーシングチームの創設者であり、イノベーションと技術革新によって有名でした。彼は1959年にミニを改良し、ミニ・クーパーとして知られる高性能バージョンを生み出しました。これはラリーやモータースポーツで大成功を収め、ミニの人気をさらに押し上げました。その他にも、クーパーはブラバムというチームを立ち上げ、F1で成功を収めました。彼の名前は、自動車レースやモータースポーツの世界で永遠に記憶されるでしょう。
Geminiの答え
ジョン・クーパー:F1とミニクーパーを革新した男
ジョン・ニュートン・クーパー (1923年7月17日 - 2000年12月24日) は、イギリスの自動車技術者であり、レーシングカーデザイナー、そしてミニクーパーの開発者として知られています。
F1における功績
リアエンジンレイアウトの確立: 1950年代、クーパーはF1マシンにリアエンジンレイアウトを採用する革新的な設計を考案しました。これは当時の常識であったフロントエンジンレイアウトを覆すもので、後のF1マシンに大きな影響を与えました。
F1チームの創設: 1959年、クーパーは自身のF1チーム「クーパー・カー・カンパニー」を設立しました。このチームは、ジャック・ブラバムやスターリング・モスといった名ドライバーを擁し、1959年と1960年にワールドチャンピオンシップを獲得しました。
ミニクーパーの開発
1959年、クーパーはBMC社の小型車「ミニ」をベースに、高性能なスポーツモデル「ミニクーパー」を開発しました。この車はラリーで数々の勝利を収め、世界中で人気を博しました。
ミニクーパーのデザインは、ジョン・クーパーと彼の妻であるアイリーン・クーパーによって行われました。丸みを帯びた可愛らしいボディ、低い車高、そして特徴的なストライプ模様などが特徴です。
その他
クーパーは、F1やミニクーパー以外にも、様々な自動車プロジェクトに携わりました。
1990年には、大英帝国勲章を授与されました。
ジョン・クーパーの功績
ジョン・クーパーは、F1マシンにおけるリアエンジンレイアウトの確立、F1チームの創設、そしてミニクーパーの開発など、モータースポーツ界に多大な功績を残しました。彼の功績は、今日でも多くの人々に影響を与え続けています。
AIの便利さと怪しさ
ちょっと調べるのに、いままではググっていたけれど、最近はAIに聞くことが増えた。広めに情報を集めてまとめてくれるAIは便利だ。でもよく読むとなんだかちっと怪しいところがある。ほんとうか?と思うような記述が紛れ込んでいる。そこを調べて正すのはめんどくさい。
そこでchatGPTに突っ込んで「文章的に間違っていないか」と問い合わせると。
ChatGPT
申し訳ありません、間違いがあります。ジョン・クーパー(John Cooper)は自動車レースの伝説的なドライバーやエンジニアではありませんでした。彼は実際には自動車レースに関わっていた人物であり、クーパーカー(Cooper Car Company)の創業者の一人でしたが、彼自身がドライバーやレーシングのフィギュアとして知られることはありません。
正確な情報を提供するために、訂正いたします。
と言ってきた。なるほど・・・。微妙な訂正をしてくる。
Geminiもなんだか気になるくだりがある。F1における功績として記述していることは本当だろうか。クーパーがリアエンジンレイアウトを採用とあるが、ミッドシップレイアウトというべきではないだろうか。そのまま全てを信じることはできない。だからと言って調べ直して書き直す気にもなれない。これはちょっと困ったことかもしれない。
さてAIのことはひとまず置いて「MINI」といえば「ミニクーパー」と口をついて出てくる。しかしそこには微妙な違和感がある。多くの人にとって「MINI」イコール「ミニクーパー」なのだ。それは例えば「スカイライン」と「GTR」をごっちゃにして、スカイライン乗りに一緒にしないでくれと言われるが如き、名前に対する認識の違いがある。
初めて乗ったMINIは「クーパー」ではなかった。2台目に乗ったMINIは1300ccに格上げされたがやはりまだ「クーパー」ではなかった。ようやく3台目に「クーパー」に乗った。4台目はBMWの「クーパー」だ。そもそもBMWのMINIに「クーパー」があるのが不思議だった。しかしそれはジョンが生前にクーパーの名をBMWにライセンスし、息子のマイク・クーパーとともに、ローバーおよびBMWによる新型ミニのデザインチームにおける相談役を務めたことから、BMWの「クーパー」は紛れもない「クーパー」だった。
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