top of page
検索
執筆者の写真napple

020 南アルプス 夏合宿​下見 歩荷1977

1977/7/1


 初めて入る南アルプスは北アルプスと雰囲気がずいぶん違う。一つ一つの山が大きく、縦走路の高低差が激しい。仙丈のカールや駒ヶ岳は雄大だ。そして北岳のピークは富士に次いで標高の高い場所だった。当時夏・秋の食料は、生米と生の玉ねぎ人参ジャガイモを使った。2週間の夏合宿中の食料は、多すぎて最初から全てを持って行くことはできない。そこで、食料を一斗缶に詰め、水分が入らないようにしっかり密閉した食缶を作り、コース途中の山小屋に預けた。コースの下見を兼ねて荷揚げ(歩荷)を合宿前に2年生と3年生で行なった。もちろん歩荷は2年生の役目である。食缶2缶と個人装備を合わせると約60kgあった。きつい山行だが体力も技術も付き先輩に怒鳴られることはもうない。食缶を預ける仙丈小屋は無人小屋だったが、だれにも荒らされることはなかった。



ルート

1977/7/1 仙丈・甲斐駒・北岳




閲覧数:5回0件のコメント

Comments


bottom of page