1977/6/25
毎日9時10分に6時の天気図、16時に12時の天気図、22時に18時の天気図情報をラジオで聴くことができる。20分間に各地の天気を石垣島からウラジオストクまで順に風向、風力、天気、気圧、気温が報告され、次に船舶からの報告で海上の風向きや天気が緯度情報とともに伝えられる。続いて、低気圧や高気圧の中心、進行方向、前線の位置、台風情報が報じられる。たとえば「千島の東、北緯44度、東経155度には978ヘクトパスカルの発達中の低気圧があって、東南東へ毎時30キロで進んでいます。・・・」こんな感じ。これを聴きながらラジオ用天気用紙に書き込み放送が終わり次第、前線、低気圧、高気圧、等圧線を書き込み天気図を作成した。今は天気図をネットで取得できるが、当時山中において天気情報を得る唯一の方法がラジオで聞いて自分で天気図を描くことだった。天気情報は生死を分ける重要な情報なので、2年生のコースリーダーが16時と22時に天気図を書いた。概ね16時までにサイト場に着くように行動していたが、16時にサイト地につかない場合は、行動中にドン(小休止)をして天気図を書いた。20時に消灯だったので、コースリーダーは皆が寝静まってから一人で起きて、22時の天気図を書き翌朝リーダーへ報告した。録音などしないから、一発勝負、聞き逃すと天気図はいい加減なものになってしまう。
ルート B-party
1977/6/25 湖西線比良駅→イン谷口→堂満東陵→釈迦岳→八雲ヶ原△
1977/6/26 八雲ヶ原△→カモシカ道→イン谷口
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