1980/10/10
実質的な山小屋のお披露目である。夜遅くに比良駅に到着し、駅でビバーグ。翌早朝山小屋へ向かった。完成した山小屋を見るのは初めてだった。雪に潰れないよう急勾配の三角屋根で、側面に丸太が貼ってあるのでログハウスのようだ。室内には囲炉裏が切ってある。思ったより良い出来だった。後日ログハウスを立てる時限装置となった。山小屋のそばに沢がある。初めてイワナを釣り、塩焼きにして食べた。比良は今までトレーニング場だったから、ゆっくり寝泊まりしたり、魚釣りをするところではなかったのだ。これから機会があれば、比良に登り、山小屋に泊まり、のんびり散策できる。1年生の夏予備合宿で、山小屋の残骸を見てから4年、再建したいという思いがついに叶った。ここへたどり着くには、大勢の仲間のいろいろな思いがつぎ込まれている。良い思いもそうでない思いも。
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