1977/10/27
美しく雄大な単独峰だ、そしてアプローチの長い山だった。どれだけ歩いても山が近づいてこないのだ。ついに1年生は根をあげ、へばってしまった。なだめすかし、どつきながらようやく登った。夏合宿後に入部した新入生がいたのだ。半年間のトレーニングの差は如何ともし難く、ついてこれなかった。順を追ってトレーニングし準備をすることがいかに重要であるかを思い知らされた。地図と天気図は必需品で、自分で用意する必要があったが、今はスマホさえあればいつでもどこでも、地図情報や気象情報を得ることができる。それもピンポイント情報が得られ、地図に重ねられた雨雲情報は、現在情報のみにとどまらず、数時間後の予測情報まで知ることができる。登山靴やウエア、装備品も、軽く便利で高機能なものが手に入る。しかし、いつの時代も自分の体だけは自分で鍛えなければならない。
ルート 鳥海-party
1977/10/27 酒田→湯ノ台△
1977/10/28 湯ノ台△→鳳来山→文珠岳→鳥海湖△
1977/10/29 鳥海湖△→七高山→新山→七ツ釜避難小屋△
1977/10/30 七ツ釜避難小屋△→猿倉△
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