今年も小國神社へ紅葉を見に行った。友人と小國神社へ紅葉狩りにゆくようになって今年で6年。昨年も新嘗祭の日だった。好天に恵まれ、気持ちが良い。休日ということもあり大勢の人出があるが、紅葉はまだ先のようだ。昨日来の雨が太陽を受けて蒸発し、そこかしこで煙のような湯気を上げて美しい。一年前のことをあまり覚えていないのだが、青い空、眠くなったホームのベンチなど、ああ前もそうだったと思い出す。貸切のワイン電車がすれ違いのために停車した。目の前に乗ることのできない電車が止まり、車中で酒宴を上げているのを見るというのは奇妙なものだった。