高天神城・横須賀城址を散策して来た。かつて、家康と武田勢が取って取られた山城。現地に行ってあらためて、何故ここなのかと思う。なぜなら、周囲は同じような小高い山が点在していて、こここそ守りの拠点、奪い合うところといった感じがわかないのだ。その点横須賀城址は、高天神城を見据え納得のいく配置だ。城址や遺跡を訪ねる醍醐味は、当時の縁に想いを馳せること、今見えている景色が、スーッと違う景色に見えてくる。今あるいろいろなものがなくなり、当時あったかもしれないものが、ここらにあったのだろうかと、空想の中で姿を表す。