友人と遠鉄百貨店本館８階　催会場、「中山みどり　フェルトアート展」に来た。実物を見て想像以上なのに驚いた。見学しながら制作方法を想像する。はじめ模様は書くのかと思った。実際の制作過程をみると、色の異なるフェルトを植え付けていた。ペンで描いてさえ思うように描けないのに、フェルトでここまで精緻に描けるなんて。出会いは入院した時に先輩が持ってきてくれたもの。はじめて作成した指人形から最近の作品との間には、隔世の感がある。1000体を超える作品を生む間に進化したんだろう。１体の制作に１ヶ月をかけて、一つ一つの逸話に唸ってしまう。こうした手法にたどり着いた作者の人生に、拍手と嫉妬を覚える。帰宅すると、雨も上がり、夕焼けが美しかった。