096 無量寿寺へゆく
2009年9月5日土曜日
2009年9月6日(日)
7:30 自宅出発、8:00 バス出発 大西屋、1:00 赤坂到着 待機、2:00 お寺到着、7:30 赤坂出発、12:30 バス到着 大西屋、13:00 自宅到着。
総本山 念佛宗 無量壽寺。杉林社長から8月23日の読売新聞を見せてもらった。よくわからないのだけど、見開き2ページにわたる広告で、スリランカ民主社会主義共和国が、9月5日(土)~9月10日(木)釈尊の御舎利を特別御開帳すると言うもので、開催地は総本山 念佛宗 無量壽寺だという。どこ?兵庫県?どうして日本でスリランカが?しかも仏舎利を寄贈?なんで?さらには、このお寺昨年秋に出来たばかりのお寺で、そんなお寺で世界中の仏教家が集まって、サミットまで開いたという。またこのお寺、山門から本堂までとても距離があり、巨大な灯篭や巨大な鬼瓦がギネス登録されたという。とにかく大きいらしい、少しかつての苦い経験を思い出しながら、妻も行ってみたいという。そこで一緒に連れて行ってもらうことにした。8時10分前 浜北の免許センターから、東に1Kほど走った大西屋に行くと、結構大勢の人がすでに待っていた。久しぶりに杉林社長の奥さんに挨拶して、8:00にはバスが出発。高速道路はすいていた。伊勢湾岸道路をはじめて走った。大府から長島への道はほとんど橋だ。東名を行くより随分早く草津まで抜けることが出来る。草津から吹田、中国道に入って東条へと抜ける。1:00頃高速は非常に快適だったが、現地が込み合っているため、赤松で1時間ほど待ち、2:00ようやく無量壽寺到着。広々としたなだらかな山々の合間に、広大な土地が広がり、高圧線の鉄柱や電信柱など一切ない空間が現れ、門をくぐってしばらく行くと、巨大な山門があり 巨大な仁王が二体聳え立っている。山門から遥か1Kほど先に本堂が見える。参道両脇には素晴らしい庭や六角堂、五重塔が配置され、樹齢800年の槙の木が何本も植えられている。山門の仁王像や六角堂の極彩色画、五百羅漢、何れも中国や韓国の国宝級の名工が手がける。本堂に近づくといよいよその巨大さに驚くが、空間がとても広く取られているため圧迫感はない。16mもある灯篭、鬼瓦のアーチが天王山トンネルのアーチと同じだという本堂。さらに本堂の中には、世界33カ国、1地域から寄贈された仏像が置かれ、太い柱、非常に手の込んだ欄間彫刻がいたるところに施され、11階建ての空間が本堂内部に開け、金色に輝く仏像の前に仏舎利が4粒安置されていた。約2時間ゆるゆると待ちようやくのご対面は、あっという間で、すでに陽が暮れ始め、まだ参拝していない所がたくさんなったけれど、我々のツアーは帰宅することとなる。7:30頃東条を出発、宝塚手前で渋滞に巻き込まれ、帰宅したのは1:00ごろだった。腰が痛かった。本堂にはスリランカの安全祈願を掲げた看板があり、パンフレットによると、インドのナーランダ僧院(大学)を、無量壽寺の横の山間に建立する予定だという。なんだか少しだけ違和感がある、日本にいながら日本ではないような、お寺の国宝級の品々は中国や韓国の名工が作っている、妻もその違和感を感じつつ、でもきれいな庭園のようなその空間は、ぜひもう一度訪れてゆっくり見学したいと思わせる。それらは莫大な費用がかかった、国家事業で作られてもおかしくない、いったい誰がどのような目的で建立したのだろう。諸外国とはどのように繋がっているのだろう。不可解だ。