080 伊豆へゆく
2003年10月15日水曜日
2003年10月15日(水)
天気がよい、妻がドライブしようと言うので、伊豆までやって来た。特に当てもなく、150号線を海を見ながら沼津まで。沼津港で夕食をとる。途中スカンジナビア号も、御津のシーパラダイスも大瀬崎も通過して行く。戸田と書いて「へだ」と読む港町は想い出岬から見下ろすと松林が明かりで照らされた幻想的な中洲が合る。真っ暗な中二人で散歩した。松崎までどこか泊まれるところはないかと探しながら車を走らせたけど結局見つからないまま松崎に到着。
2003年10月16日(木)
松崎港突端にて車中泊。妻はご機嫌斜めだ。しばらく会話も出来ない。堂ヶ島方面にあった朝8時から入れるしおさいの湯で朝風呂に浸かり機嫌が直る。海は透き通り、空は晴れ、秋の日差しに薄がそよいでいる。堂ヶ島で遊覧船に乗り。松崎へ。つぐみという映画を見て、その町の風合いをじかに味わいたいとおもった街。以前から行きたかった町だ。今日ようやく来ることが出来た。長八美術館では主任が付きっ切りで説明をしてくれた。長八の作品を杇絵ということ。額の竹焼きの部分も実は漆喰で作られていて、ある作品は、竹の額の部分が緑色に着色されているのだが、実は竹で出来ていると勘違いした持ち主が防腐剤を縫ってしまったための変色だという。確かに、言われなくては気が付かないほどうまく作ってある。妻と二人で、うんうんといいながら説明を楽しく聞いた。特に時間に追われるわけではない旅だから、こんなことが出来る。知識としては知っていたけれど、よくわかっていなかった漆喰芸術というものをはじめて味わった。なまこ壁の情緒のある松崎の町並みを散策して。映画「つぐみ」の舞台になった旅館をみて。チョット足を伸ばして岩科学校を見学。岐路に付く。昨日はすでに暗くなってから西海岸線を走ったから見ることの出来なかった景色を堪能しながら、松崎・堂ヶ島・土肥(とい)・戸田(へだ)・大瀬崎へと戻り、御津でスカンジナビアのチーズケーキを食べながら夕日を眺めた。