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074 北京へゆく

1996年5月28日火曜日

日中友好文芸祭に参加した。賓客扱いだった。天壇公園は改修中だった。紫禁城は分厚い石が敷き詰められ地下からの攻撃に備えていた、すべての部屋を一部屋ずつ巡ると生まれたての子供が二十歳になるという。なんとも広いところだ。ラストエンペラーで見たそのままの風景が眼前にひらけた時はなんだか不思議な気がした。万里の長城は至る所がおしっこの匂いがした。日本人と見ると「シェンエン」とものを突き出す。なんでも千円らしい。最終日に人民大会堂で会食をした。なんとも不思議な体験だった。

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