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051 六甲山 全山縦走1979

1979年11月11日日曜日

山登りを始めてすぐに読み始めたのが、新田次郎の山岳小説だった。加藤文太郎が主人公の「孤高の人」。山には一人で出かけた彼が、唯一パーティを組んだ槍ヶ岳北鎌尾根で命を失う。そんな彼の生き様には若い血が騒いだ。神戸に住んでいた彼が驚異的なスピードで六甲山全山縦走の記録を打ち立てる。2次錬成合宿で馴染み深い六甲山だが、それは六甲山のほんの一部で、須磨から宝塚までの縦走路を駆け抜けるには約56kmを歩かなければならない。いつか歩きたいと思っていたコースを、自由に山に行けるようになった4年生の冬、神戸市が主催する企画に彼女と参加した。朝早く須磨浦公園駅に集まり、大勢の登山客と一緒に縦走を開始する。途中炊き出しの豚汁が疲れた体を癒してくれた。夕方宝塚駅に着いた時には全身クタクタで、精根尽き果てていた。

須磨浦公園駅→鉢伏山→旗振山→鉄拐山→おらが茶屋→栂尾山→横尾山→須磨アルプス馬の背→東山→妙法寺→荒熊神社→高取山→安井茶屋前広場→高取山-丸山登山口→鵯越駅→菊水山→天王吊橋→鍋蓋山→再度越→桜茶屋(市が原)→天狗道分岐点→学校林道分岐→行者尾根分岐→イノシシのある展望地→アドベンチャールート分岐(全山縦走路側)→天狗道マザーツリー→摩耶山→摩耶ロープウェー星の駅→掬星台→摩耶石舞台→摩耶別山→杣谷峠→三国池手前→三国池→丁字ヶ辻→藤原商店→記念碑台→みよし観音→六甲ガーデンテラス→岩塔状バットレス→極楽茶屋跡→六甲山→一軒茶屋→石の宝殿→水無山→船坂峠→大平山→大谷乗越→譲葉山→岩倉山→塩尾寺→宝塚駅

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