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039 大山 関西合同ワンデリング1978

1978年8月27日日曜日

もう合ワンで彼女を見つけようなんて考えは、とっくの昔に捨てていたし、心底から好きになる女性との巡り合いなんてのもあてにならないと思っていた頃だった。蒜山高原で、彼女は後輩の一人に過ぎなかった。ちょうどその頃、友人が一人の女の子に近づこうとしていた。彼女はその子の友人だった。私と彼女は、いつの間にか、そんな二人の橋渡しになっていた。これが出会いだった。米子の駅前で土産を買っていると「お土産ですか?」と彼女「ああ」と答えた。なんとも照れくさい会話だった。まだそんなに意識しなかった夏の終わりのことだった。

蒜山高原(Bブロック8party)

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