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014 金剛山 1次錬成下見1977
1977年5月6日金曜日
初めての下見であった。先週新旧人錬成合宿を終えたばかりで、今回の下見の山行、来週は1次錬成合宿の本番と息つく暇もないが。同期だけの山行きということもあり。今までとは全く違った気分だった。ザックもキスリングではなくアタックを担いでいた。蟹井八幡にテントを張り。布袋の焼き鳥缶をあてに祝杯をする。ようやく山にもなれ、自信も付いて来た。同期と日頃の鬱憤を大いにはらした。翌日、山中で切り株を発見し、ザックの荷物を友人に持ってもらい、その切り株をザックに詰め込んだ。長らく下宿でテーブルとして愛用した。荷物を持たされた友人はいい面の皮だが、案外二つ返事で協力してくれた。呑気な山行であった。しかしそこは、昨年初めて気を失った山だった。昨年はどこをどう歩いたか覚えていない。だから初めて歩く気分だった。そして今も、金剛の山道はあまり記憶がない。どこをどう歩いただろうか。
南海高野線天見→蟹井八幡△→西の行者→杉尾峠→行者杉→千早峠→久留野峠→伏見峠→一ノ鳥居→横峰分岐→関屋→近鉄御所
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